指値注文と成行注文2
価格を指定して注文を出す事が出来る「指値注文」に比べ、成行注文は値段を指定せずに買い注文、売り注文を出す事が出来る注文方法です。
例えば、1000~1050円で取引が行われている時、まだ下がるだろうと予想して900に指値注文を出す事が出来ますが、1050円でも1100でも、いや1150になったとしてもこの株を購入したいという時には、成行注文が適しているのです。
下記の図をご覧ください。
1050円に1000株の売り注文、1100円には200株、1150円には300株の売り注文、合計1500株の売り注文があります。
仮にあなたが1500株、"いくらでもいいので購入したい"となれば、1500株の成行注文を出せば、上の図のように、1,050円、1100円、1150円にある売り注文から購入していくのです。
もし、購入する株数が2000であれば、さらに上の1200円の500株も買っていくことになり、1050~1200円までは、一時的に空白となってしまうのです。
心理的には・・
あなた:「よし、思い切って2000株を成行注文で購入だ!まだまだ成長株だし!」
他の投資家:「お!だれか、凄い勢いで買っているぞ!1050~1200円がからっぽになっちゃったじゃないか!よしチャンスだ。1050円と、1100円、1150円にそれぞれ300株ずつ買い注文を入れておくかな!」
となれば、下記の様に、株価は上がっていきます。
上の場合、成り行き注文で2000株を購入し、1200円の売り注文まで買い上げる事になりましたが、1200円で2000株の指値買い注文をすると、同じ事になるのです。
成行注文:買い2000株→1050~1200円の計2000株の売り注文から購入
1200円の指値注文:買い2000株→1050~1200円の計2000株の売り注文から購入
しかし実際には、注文は秒単位で刻々と入れられていくので、上記のようにキレイに足し算、引き算が出来るような状況では決してありません。
トヨタやソフトバンクのような大企業の株価ボードを見てみると、買い板、売り板に並んでいる株数は膨大で、「あ、誰かが成行注文を出したみたい」なんて事を考えている余裕はありません。
しかし、株価がどのようにして動くかを、まず基礎から学ぶ事で後々自分自身にとってプラスになることは間違いありません。
次は、同じ価格に何人もの注文が入っているときの
優先順位について解説していきましょう。