PBRからみる株価推移PERと同様、その企業の株価が割高にあるのか、それとも割安なのかを判断する指標の一つ、「PBR」について解説していきます。
PBRとは、株価純資産倍率のことで、株価を1株あたりの純資産で割った値のことを指し、株価が1株あたりの純資産額の何倍で買われているのかを表します。
株価 ÷ (純資産 ÷ 発行済株式総数) = PBR(倍)
株価は、つまりその企業の期待値・評価額でもあります。純資産は、貸借対照表上「純資産の部」(旧資本の部)に記載されている合計金額のことを指し、株主に帰属する純資産部分のことを意味します。
人で考えてみると簡単かもしれません。
もしあなたが銀行から融資を受ける場合には、銀行は貴方の資産などを下調べした上で融資を行うはずです。
融資される金額、すなわち貴方の評価額は株式市場で言う「株価」と同じ意味を持ちます。貴方の資産は、株式市場で言う「純資産」と同じ意味を持ちます。
あなたへ融資される額が1000万円、そしてあなたの資産も1000万円だとすると、
評価額・融資額(株価)1000万円 ÷ 資産(純資産)1000万円 = PBR1倍
という計算になります。つまり、1倍はもしあなたが融資した1000万円を使い切ってしまっても、資産の1000万円を担保としているので、健全な粒子額、評価額といえるでしょう。
もし、あなたが銀行の融資担当ならどうでしょうか?資産が100万円しかないAさんに対して、1000万円の融資ではどのようなPBRとなるでしょう?
評価額・融資額(株価)1000万円 ÷ 資産(純資産)100万円 = PBR10倍
PBRが10倍となりました。100万円の資産しかないAさんに1000万円の融資は大変危険だという事は、すでにお分かりのはず。100万円の資産を保有しているAさんに融資できるのはPBR1倍以下、つまり100万円以下と言う計算になります。
PBRの倍数は、その企業がどれだけ過大評価されているかという倍数なのです。上のAさんの場合では、100万円の資産を保有しているAさんに、100万円の10倍の1000万円を融資するという事は、Aさんを本来の10倍過大評価しているということなのです。
■ホンダのPBRは?
ホンダの現在(2008年)の株価は、2800円。1株に対する純資産は2,460円。
2800円 ÷ 2460円 = 1.13倍
1.13倍であれば、平均といえるでしょう。
PBRは株価の推移を判断する重要な指標ではありますが、PERやチャートのテクニカル分析とあわせて分析する事によって、凄まじい力を発揮してくれます。
下記は東京証券取引所のウェブサイトで、業種別にPBRの平均値を調べる事が出来ます。またNIKKEI.NETでは、PER、PBRを銘柄ごとに調べる事が出来るので参考にしてみましょう。
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規模別・業種別PER・PBR 東京証券取引所の業種ごと、月別にPBRが観覧できます。 調べたい銘柄のPBRと、この東証のウェブサイトに記載してある業種のPBRの平均値を比べて、その企業の株価が割高なのか、割安なのか判断してください。 |