デイトレの落とし穴
株取引を行っている人の中には、その日買った株を同日の内に売る、という『デイトレ』を行う人も多いでしょう。
このデイトレは、中長期の資産運用とは全く異なるものと考えた方が良いようです。デイトレにはデイトレの留意点が数多くあります。
そして、デイトレならではの落とし穴もあります。
ここでは、その落とし穴に落ちてしまった人の失敗談をご紹介しましょう。
Fさんという主婦の方がいます。
彼女は、お子さんが幼稚園に行っている9時~14時30分の間に、デイトレを行うのが日課になっていました。ですので、その日購入した株は、できるだけお子さんの降園時間の2時までに売って、それから迎えに行くという形を取っていました。
しかし、とある日の事です。
彼女はある銘柄の株を32,000円×10株購入し、それをお子さんを迎えに行く時間までずっと持っていました。その株は、その日あまり値動きをせず、14時10分の時点で33,000円でした。
このまま保有していても問題ないだろうと判断したFさんは、注文を出さずにお子さんの送り迎えに行きました。
そして、帰宅後、パソコンの画面を見ると、何とその銘柄の株価は急激に下落しており、28,400円まで落ちていました。
既に3時を回っており、その銘柄の注文は受け付けておらず、次の日の朝には特売りスタートという最悪の事態に発展してしまいました。結果的に、この株をFさんが売却したのは、22,400円でした。
お子さんを迎えに行くまでに売らなかったばっかりに、100,000円の大損となってしまったのです。
デイトレの落とし穴は、常時パソコンに張り付いているから、注文を出さずにキープし続けるという危険な状態でその場を離れる場合にあります。上記の失敗談にしても、もしお子さんを迎えに行く時に、損切りとして30,000円で逆指値注文を出していれば、大損はしなくて済んだのです。
しかし、デイトレ特有の癖と油断で、この株は今後も動かないだろうと勝手に判断し、注文を怠ってしまったのです。
デイトレを行う際には、臨機応変さと慎重さが要求されます。
秒単位で変動する株の場合は、そういったものを持って挑む人が多いのですが、あまり値が動かない株に関しては、どうしても油断しがちです。
そういう株でも、一度火が付けば一気に下降するリスクはあります。
デイトレを行う人は、気をつけておきましょう。