IPO銘柄は不安定
株取引で取り扱う銘柄の中には、IPO銘柄と呼ばれる銘柄があります。
IPOとは、新規に株式市場に上場する事を指します。つまり、IPO銘柄というのは、新しく上場したばかりの銘柄ということです。
ちなみにIPOとは、『Initial Public Offering』の略です。
このIPO銘柄、新顔という事もあって、大抵の場合は非常に人気が高く、出来高も多くなりがちです。こういった銘柄を好む人も少なくありません。
ただ、IPO銘柄には非常に大きなリスクが含まれています。うかつに手を出してしまったら、大損してしまう事だってあるのです。
こういった失敗談があります。
友人から「IPO銘柄は美味しい」とそそのかされたFさんは、とあるIPO銘柄を、公募で手に入れました。そして実際、初値は公募価格よりもかなり高く、Fさんは小躍りして喜びました。
株価は更に上昇を続け、特買いとなりました。
しかし、それからわずか5分後、急にその勢いは反転し、寄り付いた後に下落の一途を辿りました。一気に特売りになってしまい、注文を出す事もできず、公募価格よりも下がっていくその株価をFさんはただ眺めている事しかできませんでした。
このような例があるように、IPO銘柄の上場直後は、非常に値動きが激しく、その多くは寄り付き後急落します。
ただ、不安定ゆえに、落ちていった後再び上昇する確率も高かったりします。
Fさんはかろうじて二度目の山で、最小限の損失で済ませることができたようです。ただ、そのままずっと落ちていく可能性もあるので、危険な銘柄である事には変わりありません。
IPO銘柄は、公募で買った場合、初値で売るのが一番安全と言われています。最もリスクが少なく、利益を得られる可能性が高い売り方です。
ただ、最初の数分は大抵急上昇するので、それを実行するのは中々人間の心理的には難しいようです。
ある程度経験を積んでいる人はあっさり割り切れるのですが、初心者の方は、急激な上昇を目の当たりにして、その株を売るというのは簡単ではありません。
ただ、株で儲けるというのは、そういった割り切りが絶対に必要です。しつこい人は、大抵大きなしっぺ返しを食らってしまいます。