新興市場は上級者向け
新興市場とは、新興企業が多く上場している市場のことです。
JASDAQ、東証マザーズ、大証ヘラクレスの3つの市場が主で、他にもアンビシャス、セントレックス、Qボードが有名です。
これらの新興市場の特徴は、新興企業特有の、不安定な値動きにあります。まだ事業が安定せず、固定株主もそれほど多くない為、投機的な動きが多くなりがちです。
そんな新興市場の株は、多くの投資家から注目を浴びています。やはり投資するに当たって、値動きが大きい方が人気も出るからです。
特にデイトレをやっている人には、値動きが大きいというのは魅力となります。
しかし、新興市場は非常に読みにくいことでも有名です。上昇トレンドに乗ったと思った次の瞬間下降したり、何の前触れもなく急騰したりというのが日常茶飯事です。
こういった変化を読むのは難しく、上級者向けの市場と言われています。しかし、値動きの激しさから、初心者が手を出しやすい市場とも言われています。
ここで、一つ失敗談を。
Oさんという、株を始めて2ヶ月の初心者の方がいました。
彼女は最初、エヌ・ティ・ティ・ドコモ (9437)の株を買っていましたが、一日の内に値動きする幅は非常に少なく、刺激のない株だと見切りをつけ、値動きの激しい株を求め探しました。
そこで、新興市場の事を知り、その市場の株を買うようになりました。最初はゲーム感覚で始めたので、損切りもしっかりでき、成績もそれなりでしたが、すぐに難関となる問題がやってきました。
新興市場の洗礼とも言うべき、急騰から突然の急落です。
一度急騰している感覚を覚えただけに、また上がるんじゃないかと思い、損切りができず、とてつもない損失を出してしまいました。
Oさんは以降株を辞めてしまったそうです。
新興市場には新興市場なりの必勝法というものがあります。深追いしない、天井と底はあまりアテにしない、損切りラインの設定を見極めるなどです。
新興市場は、突然崩れる場合が多いので、程ほどの利益で売ってしまうのが望ましいでしょう。
また、高値更新、安値更新のケースが多いので、底だからと安心して買うのは危険です。値動きが激しいので、損切りラインを高くし過ぎると、すぐ拾われてしまいます。
このようなところはしっかり注意しておく必要があるでしょう。ただ、何よりも初心者はまず手を出さない事です。
どうしても体験したいなら、少ない金額で投資して、経験を積みましょう。