信用取引は危険
よく、株で借金を背負った、破産した、などという話を耳にしますよね。そのほとんどのケースで、信用取引が扱われています。
信用取引は、非常に危険な取引なのです。信用取引は、所持金の数倍の額で取引を行うという形式です。
例えば、所持金が200万円しかない場合でも、500万円相当の取引が可能だったりします。一見、これはとても便利に思えますよね。
今の所持金では購入できない株でも購入できるので、取引の幅が広がりますから。また、明らかに上昇トレンドの銘柄を買い増ししたい場合でも、所持金が足りなくて無理だった、という事もなく、買い増しが可能となります。
ただ、それが落とし穴になるのです。
信用取引での失敗談は、はっきり言って星の数ほど存在します。その中でも、特に顕著な失敗談をご紹介しましょう。
資産400万円を所持しているCさんという方がいます。彼は、三井住友フィナンシャルグループ(8316)の株を10株購入したかったのですが、当時この銘柄の株価は1株110万円でした。
よって、彼の総資産では購入できません。
そこで、Cさんは信用取引を行い、みずほフィナンシャルグループの株を購入しました。ところが、その半年後、この銘柄の株価は60万円にまで下落してしまいました。
-500万円以上の大損です。
当然、資産400万円の彼には、現物だけではマイナス分が払えません。かくして、彼には100万円の借金が残りました。
現物取引、つまり自分の口座に入れているお金だけでの取引ならば、このような現象は起こりません。全ての金銭を失っても、一文無しになるだけで、借金はしなくてすみます。
しかし、信用取引は、一歩間違えば借金地獄に陥る危険性を内包しているのです。
信用取引には、各証券会社が条件を立てて、初心者の方が手を出せないようにしています。大抵は、最低委託保証金額と、株取引経験年数などを条件に指定しています。
それでも、まだ初心者の段階と言える状態で信用取引を行えるのが実状です。
まだ株取引を始めて一年程度の人が、信用取引に手を出すのは極めて危険です。大きな金額を扱う事が増える信用取引は、大した実感もないまま莫大な借金を背負ってしまう可能性が極めて高いのです。
初心者の方が信用取引を利用するのだけは避けておきましょう。