集中投資
株取引は、一つの会社とだけ取引する必要性は全くありません。むしろ、分散投資が一般的です。
一つの会社、一つの業種に対して集中的に投資するのは、非常に危険です。
実際に失敗した例を挙げてご説明します。
Bさんという方は、ある日掲示板で「今は海運が強い」という書き込みを見ました。
実際、業種別で最近の株価の動きを追ってみると、海運関連の会社が軒並み株価を上げ、その日の値上がり率でも上位を独占していました。
これを受け、Bさんは海運関連の株を漁るように購入しました。総額200万円です。
これで、次の日には220万円くらいになっていれば、すぐに売ってやろうという気持ちでいたそうです。しかし、その目論見はあっさりと外れました。
次の日、海運関連は全ての会社が下落し、Bさんの資産は一気に160万円まで下がってしまいました。
それに恐怖感を抱いたBさんは、その日の内に全ての株を売り、資産は160万円弱となってしまいました。
ところが翌日、海運関連は再び上昇し、値上がり率ランキングで軒並み上位に食い込みました。Bさんは頭を抱えて嘆いたそうです。
こういった失敗例は、数多く見られます。というのも、集中投資の危険性についてあまり考えていない人が多いからです。
一つの会社、一つの業種に絞って投資すると、その会社、その業種に悪影響が出た場合、資産は一気に崩れてしまいます。跳ね上がる時は跳ね上がりますが、落ちる時も非常に早いです。
ハイリスクハイリターン、と割り切る人もいますが、はっきり言って危険な考えです。
一つの会社が大きな好材料、例えば株価が大台に乗るなどを達成すると、同じ業種の会社の株かも上がる傾向が強いですが、それ以上に下がる場合の連動性のほうが高いからです。
加えて、集中投資は精神的にもよくありません。
あまりに大きな上下動をするので、金銭感覚が麻痺したり、日常生活での落ち着きがなくなり、身体にも悪影響を及ぼすからです。
集中投資は、一日で資産の何割かが動くという可能性の高い投資の仕方です。
それよりも、会社、業種を分散させて投資する分散投資の方が、確実性が高く、リスク管理としても良い効果が得られます。できる限り、集中投資は止めて、分散投資を行うようにしましょう。