売買の優先順
全ての人に対して公正でなければならない、証券取引所には、毎日とんでもないほどの量の注文が舞い込んできます。
同じ企業に対して同時間、または同じ価格に注文を出す人が存在しても全く不思議なことではありません。
では、公平に売買を成立させるためには、証券取引所にはどのようなルールが存在するのか解説していきましょう。
■成行注文が優先
▲上の図をご覧ください。
1,050円に売りが1000株並んでいます。
投資家A:「う~ん、いまいちぱっとしない相場だな。とりあえず、1,050円の指値注文で1000株買っておくかな。」
投資家B:「とにかく、この企業の株は今が買いどきだ。誰かが咲きに1,050円で買い注文を出してしまうかもしれないけど、1100円でも、1150円でもいい!成行注文で1000株を購入だ!」
この注文が同時に出された場合、優先されるのはどちらの注文でしょうか?いや、どちらの注文が優先されるべきでしょうか?
答えは投資家Bの成行注文です。「本当にその株を欲しい人」が優先的に購入できる原則となっているのです。
■価格が優先
1,050円に売りが1000株並んでいます。
投資家A:「う~ん、いまいちぱっとしない相場だな。とりあえず、1,050円の指値注文で1000株買っておくかな。」
投資家B:「1,050円に1000株の売りかぁ。でも誰かが先に購入してしまうかもしれない。でも確実に1000株は購入したいから、1100円で1000株の指値注文だ!」
これも同じ指値注文を出すにしても、勢いが違います。投資家Bが優先されます。
1050円のものを、1050で買いたいA,1050のものを、1100円でもいいから買いたいBとでは、間違いなく、Bが優先されるべきでしょう。
株を売るときにも同じ原則が適用されます。上の図で説明しますと、1,000円で売りたい場合と、950円でもいいから売りたいという場合には、950の指値注文が優先されるのです。
■時間が優先
▲上の図をご覧ください。
1,000円の買い注文500株は、投資家A、B、Cの3人が出している注文です。
誰かが1,000円で200株の売り注文を出した時は、誰の注文から約定されるでしょう?
答えは、投資家Aとなります。
早く注文を出した方が有利なのです。これも当たり前といえば当たり前の原則です。
以上株取引を公平に行うための優先順位を取り日決めるルールでした。